お医者さんレポート
広島の医師を取材して、病気の原因や症状、検診、地域医療のこと、先生の患者に対する思いなどを記事にまとめました。
エリアと診療科目を絞ってレポート一覧を検索することができます。
糖尿病について|日域邦昭 先生|西原セントラルクリニック(安佐南区・西原)
初期症状がないからこそ糖尿病は怖い病気です
糖尿病は誰もが知っている有名な病気です。「最近、血糖値が高くて」とざっくばらんに話す人も多いので、糖尿病が深刻な病気であるという実感があまりないという人もいるかもしれませんが、糖尿病を甘く考えてはいけません。
今回のレポートは、安佐南区西原にある西原セントラルクリニックの日域邦昭先生に、糖尿病について伺いました。
糖尿病のメカニズムや高血糖を放置しているとどうなるかなど、日域先生の記事を読めば、糖尿病が怖い病気であることが理解できると思います。健康診断で血糖値が高めだと指摘を受けた方、肥満気味の方、糖尿病の家族歴のある方は必読です。
胃の健康について|大本 崇先生|大本内科医院(安佐南区・上安)
胃は顔と同じぐらい健康状態や感情を表現する器官です。
胃痛、胃もたれ、胃が重い、むかつき、吐き気。頻繁に起こる症状はありませんか?
胃はとても素直な器官です。食生活が不規則になるとムカムカ、精神的なストレスがたまるとピリピリ…。ポーカーフェイスが苦手な胃は、顔と同じぐらい健康状態や感情を表現して、いたわって欲しいと訴えてきます。今回のレポートは「大本内科医院」の院長、大本崇先生に、胃の様々な症状とその原因について教えて頂きました。日本人は胃の弱い人が多いと言われています。胃は健康維持のためにとても大切な臓器ですので、胃が発するシグナルに耳を傾け、胃に優しい生活を心がけましょう!
正しい歯磨きと定期ケア|湯浅賢一 先生|医療法人 大原駅前歯科(安佐南区・伴東)
心地よい定期ケアと正しい磨き方で大切な歯を守りましょう
毎日の歯磨き。しっかり磨いているつもりでも必ず磨き残しが…。また、電動歯ブラシも正しく使わないと歯が摩耗したり歯茎が痩せてしまいます。
今回は、安佐南区伴東(大原駅前)の「医療法人 大原駅前歯科」湯浅賢一院長に、家庭でのブラッシングと歯科医院でのクリーニングについてお伺いしました。
虫歯や歯周病を予防するには「正しい磨き方」と「定期的なクリーニング」のWケアが重要です。
クリーニングの心地よさとツルツルの歯を知れば、きっと定期ケアが楽しみになるはず。
子どものうちからしっかりケアする事はもちろん、虫歯や歯周病の経験者も年齢を問わず「気付いた時がスタート」です。治療だけでなく予防ケアの場所として歯科医院を活用し、健康な自分の歯を1本でも多く持ちましょう。
ピロリ菌/にんにく注射|豊田昌弘 先生|とよた内科クリニック(安佐南区・大塚西)
胃以外の病気にもつながる!?ピロリ菌/にんにく注射ってどんなもの?
ヒトの胃の中に住み着くピロリ菌。
胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍だけではなく、血液の病気や免疫異常の病気にもつながる事が分かってきています。
今回は、安佐南区大塚西の「とよた内科クリニック」豊田昌弘院長に、ピロリ菌の検査や除菌、ピロリ菌が原因につながる病気などについてお話しいただきました。
最近話題の乳酸菌・LG21の効果についても聞いてみましたよ。
また、先生が取り扱っていらっしゃる「にんにく注射」についてや、開業されるに至った想いなどもお聞かせいただきました。
頭頸部がんの症状と治療|夜陣 真司 先生|こころ耳鼻咽喉科(安佐南区・伴南)
「声のかすれ」「食べ物が飲み込みにくい」は要注意!
耳鼻咽喉科はその名の通り耳・鼻・のどの病気を診てくれる科ですが、首から上は頭頸部といって、脳と眼球を除くすべての領域が耳鼻咽喉科の守備範囲となっています。
中でもこの領域に対して、がんセンターや大学病院などで良性・悪性腫瘍や外傷、奇形などの手術治療を行う科に「頭頸部外科」があります。
今回は、関西を中心とした頭頸部外科センターで頭頸部がんの治療にあたられた後、地元である広島で今年4月に開業された「こころ耳鼻咽喉科」の夜陣(やじん)真司院長に、頭頸部がんについて話をお聞きしました。
首や顔などの頭頸部には大事な器官が集中しているため、がんの発見が遅れてしまうとそれらを犠牲にせざるを得ないことも。
初期はなかなか症状があらわれないといわれるがんですが、気になるサインはいくつかあります。
「大したことない」と放置せず、早く受診してがんを発見することで1つでも多く大事な器官を残すことができます。
どんな症状・サインがあるのか…さっそく聞いてみましょう。
子どもの健康と正しい発育のために|小田 義仁 先生|小田歯科・矯正歯科(安佐南区・大町)
子どもの健康と正しい発育のために大人が気を付けてあげられること
すぐに転ぶ、骨折しやすい、しゃがめない、片足立ちできない、腕がまっすぐ上がらない、手すりがないと階段をのぼれない、肩こりがひどい、などなど…高齢者に多いとされているロコモティブシンドロームが子どもたちにも増えている事、ご存じですか?
文部科学省もこれらの事態を重くみて、現在は学校健診に運動器検診も取り入れられるようになっています。
多くの公園はボール遊び禁止、小学生になるとゲームをしたり習い事や塾で多忙になったり…、外遊びの場所も時間も大きく減った子どもの生活は昔と大きく変わっています。
運動不足により正しく発育できなかった身体は、その部位が正しく機能しないだけでなく、あちこちに歪みを生じさせる事になってしまいます。
今回は安佐南区「小田歯科・矯正歯科」の小田義仁院長に、パパ・ママをはじめ周りの大人たちにぜひ気を付けてもらいたい子どもの発育についてお聞きしました。
足、呼吸、舌、嚥下など、普段の生活で大人が少し気を付けてあげる事で、子どもの体の正しい成長につながります。
ぜひ参考にして、健康な体づくりにお役立てください。
気をつけて!「お口、ポカン」と「口呼吸」|土井伸浩 先生|土井ファミリー歯科医院(安佐南区・上安)
気をつけて!「お口、ポカン」と「口呼吸」
10歳頃になると男女共に罹患率が50%を超えるという「歯肉炎」。
そんな歯肉炎の子どもたちによく見られる「口呼吸」や「お口、ポカン」の弊害はそれだけではありません。
今回は、全身との関わり合いや口腔機能を含めた包括的な診療を行っている「土井ファミリー歯科医院」の土井伸浩院長にお話をうかがいました。
土井先生は日本歯周病学会歯周病 専門医・指導医と日本口腔インプラント学会 インプラント専門医のダブルライセンスを持ち、歯牙移植も数多く手がけるスペシャリストである一方、講演や研究などでお忙しい中、農業にも勤しみ、地域の子どもたちへの啓蒙・普及活動などにも取り組んでおられ、バイタリティと探究心に満ちた、明るく楽しい先生です。
催眠療法/認知症カフェ|西村 豊 先生|西原セントラルクリニック(安佐南区・西原)
催眠療法で“気付き”のヒント/認知症カフェというコミュニティ
“催眠”と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?
コントロールされる?支配される?
それは誤解です。
今回のレポートは、2015年8月より心療内科・精神科を開設した安佐南区西原「西原セントラルクリニック」の西村 豊先生に、臨床催眠について話をお聞きしました。
また、認知症の患者さんやご家族同士が気軽に集ってコーヒーを飲みながら話をすることで悩みを乗り越え病気を受け入れていけるようにと開設された認知症カフェについても伺いました。
子どもの歯/CTを使った高精度診断 |山脇典士 先生|山脇歯科(安佐南区・長楽寺)
「歯磨きを嫌がる」「永久歯が生えてこない」子どもの歯/CTを使った高精度診断
小さいうちは、生えてきた歯を1本1本確認したり、母子手帳や育児書などで成長やメンテナンス方法について勉強したりと、パパやママが細かく面倒をみることの多い子どもの歯ですが、幼稚園・保育園〜小学校にかけては歯が生え変わったり、虫歯になりやすい奥歯が生えてきたり、虫歯になったりと、お口の中に様々な変化が起きます。
今回は、安佐南区長楽寺「山脇歯科」の山脇典士院長に、子どもの歯の生え変わりや6歳臼歯に関する疑問、保護者が気を付ける点などについてお聞きました。
最新機器を導入することで原因や病状を極力見逃さず、丁寧な説明と治療、予防メンテナンスに力を入れられている山脇院長。CTを使ってどのようなことができるのか、という話も教えていただきました。
歯科医院の消毒・滅菌について|高橋 雄幸 先生|ゆうこう歯科(安佐南区・安東)
気にした事、ありますか?歯科医院の消毒・滅菌について
あなたは歯科医院を選ぶ時、どのような事を重視していますか?
通いやすさ(立地)、スタッフや医師の応対、インフォームドコンセント、清潔感、完全個室、痛くない治療、診療時間、専門性、自由診療の場合は料金など、歯科医院選びのポイントは人により様々だと思います。
しかし、歯科医院のホームページやご近所の評判ではなかなか見えにくいのが消毒・滅菌などの院内感染防止対策です。
今まではそれらの対策をとっている歯科医院の目安として外来環(歯科外来診療環境体制加算:診療時の偶発症など緊急時の対応や感染症対策としての装置・器具の設置などの取り組みを行っている体制)がありましたが、今年からそれが変わってくるようです。
今回は、安佐南区安東「ゆうこう歯科」の高橋雄幸院長に消毒・滅菌に関する話をお聞きしました。
歯科医院ではお口の中というデリケートな部分を診てもらいますが、出血を伴う処置も多く、対策が不十分だと唾液や血液などを介して感染症のルートとなる可能性は否定できません。しかし、だからといってすべての歯科医院が一朝一夕に対策をとれるわけではない事情もあるようです。
歯周ポケットの面積ってどれくらい?|衣笠 裕紀 先生|こころ衣笠歯科医院(安佐南区・伴南)
歯周ポケットの面積、どれくらいあるかご存知ですか?
今や多くの人に知られている歯周病。歯と歯茎をしっかりケアする事が大事ですが、ある「癖」も進行を促す要因になる事、ご存じですか?また、原因菌が溜まる事で炎症を起こしていく「歯周ポケット」、実際にどれくらいの面積になると思いますか?
今回は、歯周病認定医である「こころ衣笠歯科医院」の衣笠裕紀院長にお話をうかがってきました。
その他、歯を削らない虫歯治療についても教えていただきましたので、併せて参考になさってください。
子どもの発達|野村真二 先生|こころ・チャイルド・クリニック(安佐南区・伴南)
お母さんが笑顔になる、育てにくい子どもの上手な育て方
「育てにくい」と感じるのは、間違った子育てをしているから? それとも、こころの発達に問題があるのかしら?
育児を楽しみたいのに、イライラしたり心配してばかりと言う方に、今回は、「こころ・チャイルド・クリニック」の院長で、「子どもの心相談医」の資格をもつ野村真二先生を伺い、上手な子育てのアドバイスを教えてもらいました。
小児科は子どもが病気にかかった時や健診で行くところですが、育児の悩みや心の発達相談にものってくれる、子育てママ・パパの応援団でもあるのですよ。
子育てに正解も不正解もありませんが、今の育児に問題や疑問を感じている方にとって野村先生のお話が少しでも参考になればと思います。
赤ちゃんの症状と対応|中村和洋 先生|いちごこどもクリニック(安佐南区・川内)
少し気になる赤ちゃんの症状と対応について
育児には不安がつきもの。特に、赤ちゃんの様々な症状で悩むお母さんは多いと思います。
今回のレポートは、安佐南区川内に開院したばかりの「いちごこどもクリニック」を訪れ、院長の中村和洋先生に、生後1歳までに多い赤ちゃんの症状と対応についてお話を伺いました。
大学病院では生まれつきの病気や小児がんなど、難治性疾患の診療に携わってこられた中村先生。数多くの乳児健診にも立ち会い、その際、赤ちゃんの臍(へそ)の症状や男の子の陰部の症状、便の色について質問されることが多かったそうです。
そこで、母子手帳や育児書に載っている一般的な症状以外で、赤ちゃんに多い症状について、分かりやすく解説して頂きました。
煙草について|城谷 良文 先生|城谷内科医院(安佐南区・相田)
大切な人を守るための禁煙、考えてみませんか?
煙草が体に悪い事は百も承知。それでもやめられないのがニコチン依存の怖いところ。
それならひとまず自分の体の事はさておき、受動喫煙で周りの人や大切な家族の健康を害する事について考えてみませんか?
煙草の煙には、喫煙者が直接吸い込む「主流煙」、点火部から立ち上る「副流煙」、喫煙者が吸い込んだ後に吐き出す「呼出煙」がありますが、副流煙に含まれる有害物質の濃度は、喫煙者本人が吸い込む主流煙よりも高い事が知られています。
今回は、呼吸器内科がご専門の「城谷内科医院」城谷良文院長に、煙草をテーマにお話を伺いました。自分のためにはやめられないという方も、受動喫煙の影響を知る事で、ぜひ禁煙のきっかけにしていただき、大切な人のために始めた禁煙も、最終的には自分自身へのご褒美にも繋がる事、知っていただければと思います。
胆石症について|山崎総一郎先生|医療法人社団恵正会 中岡内科(安佐北区・可部)
推定患者数1,000万人以上!胆石症に気をつけて!
近年、食生活の欧米化で増えているといわれる「胆石症」。石と聞くと、すごい痛みを想像しますが、近年は無症状のものが増えています。そこで、「胆石症」について、医療法人社団恵正会 中岡内科の山崎総一郎先生に聞きました。
在宅診療について|山口剛先生|やまぐちホームケアクリニック(安佐北区・口田)
これからは人を診る医療へ。「在宅診療」という選択
「高齢化社会」「医療費削減」などの言葉とともに、「在宅診療」という言葉をよく耳にするようになりました。在宅診療とは読んで字のごとく、在宅で医療が受けられることですが、実際にそれがどのような医療で、どんな対応をしてもらえるのか、また家族に負担はかからないのかなど分からないことが多く、誰もが受けられる身近な医療という認識はまだまだ低いようです。今回お話を伺ったのは、「患者さんが望む医療を実現したい」という思いから、2013年9月に在宅診療を専門に行う「やまぐちホームケアクリニック」を開院した山口剛院長。外科医として数多くの手術を手掛け、全身管理や末期がんの終末期医療に携わってこられた経験を生かし、現在は365日24時間体制で在宅診療に取り組まれています。熱意をもって地域の患者さんをサポートする山口先生に、在宅診療がどのような医療なのか、また在宅診療を支える「地域包括ケアシステム」とは何かについてお聞かせ頂きました。
腰椎ヘルニア(椎間板ヘルニア)について|山村 聡先生|医療法人 崇光会 山村整形外科(佐伯区・八幡)
年齢や性別に関係なく、誰でもかかり得る「腰椎ヘルニア」って?
「最近、腰の調子が…」と気になっている方はいませんか?「疲れがたまっているから」「単なる筋肉痛だろう」と、ついつい受診を先延ばしにしてしまいがちですが、もしかしたら腰椎ヘルニアの初期症状ということも。年齢や性別に関係なく、誰でもかかり得る腰椎ヘルニアという病気について、山村整形外科の山村聡院長に話を伺いました。