お医者さんレポート
広島の医師を取材して、病気の原因や症状、検診、地域医療のこと、先生の患者に対する思いなどを記事にまとめました。
エリアと診療科目を絞ってレポート一覧を検索することができます。
予防歯科について|野村昌利先生|野村歯科医院(安芸郡・府中)
虫歯・歯周病の患者さんがいない歯科医院を目指して予防歯科に注力
1987年の開業以来、小さなお子さんから高齢の患者さんまで、地域のかかりつけ医として親しまれてきた「野村歯科医院」。ここの歯科医院の特徴は、虫歯のない患者さんが多く通うこと。「治療が済んだら終わりじゃないんですよ。そこがスタートです」と話すのは、予防歯科に力を入れる院長の野村昌利先生。患者さんの生活習慣から見直し、歯を悪くする原因から解決する予防歯科を実践。優秀な歯科衛生士を揃え、質の高いデンタルケアと歯科ドッグに取り組んでいます。ただ、予防のための通院を患者さんに意識づけさせることは難しく、多くの歯科医院の課題であるといいます。野村先生はどのように、患者さんの予防意識を向上させているのでしょうか? 今回は患者さんの一生涯を見据え、お口の健康を守り続ける野村先生の診療にかける思いや展望についてお聞きしました。
家族みんなのかかりつけ歯科|小田恵子先生|あおぞら歯科医院(安芸郡・府中)
子どもでも大人でも治療では意思疎通を大切にする、地域の頼れるお母さん先生
府中小学校から歩いてすぐのところ。青空をイメージした水色の大きな看板が印象的な「あおぞら歯科医院」があります。今回は院長の小田恵子先生に、診療を通じて感じていることや子どもが治療を受ける際のアドバイスなどを伺い、興味深い話をたくさん聞かせて頂けました。
地域の幅広い年代の患者さんに親しまれている小田先生は、朗らかな雰囲気の話しやすい先生。歯科診療に携わりながら4人の娘さんを育てた育児の先輩とあって、子育て中のお母さんにとって頼もしい存在です。母子で通っているという方も多いそう。
子どもに「噛む癖」を付ける、とっておきの方法も教えて頂けたので、お子さんのいるご家庭では是非やってみてください。
チーム医療で満足のいく歯科治療|野村俊夫先生|野村歯科医院(安芸区・矢野南)
患者さんとの信頼関係とチーム医療で満足のいく治療を提供
「どんな治療をするのだろう?」「いつまで通院しないといけないの?」「治療費はいくらかかるの?」そんな気持ちのままで診察台に座るのは誰でも不安です。そもそもどこがどう悪いのかも分からず、医師に質問するタイミングがつかみづらい…、なんてことも。
安芸区矢野南にある「野村歯科医院」の野村俊夫院長の治療は、患者さんと医師とスタッフがきちんとコミュニケーションを取ることから始まります。
丁寧なカウンセリングで患者さんと正面から向き合い、希望や不安、困っていることを伺って、お口の中の状態だけでなくその方を理解したうえで治療方針を決めていきます。
今回は、患者さんに満足のいく治療を提供するために、野村先生が日々心掛けていることを伺いました。
尿路結石について|角井徹先生|泌尿器科すみいクリニック(佐伯区・五日市駅前)
想像を絶する痛さに七転八倒。バランスの良い食生活で尿路結石を予防しよう!
経験したことがある人は、尿路結石の痛さについて「想像を絶する痛さ」と表現します。難産に匹敵する痛さとも言われ、しかも症状は前ぶれもなく突然現れることがほとんど。夜中に七転八倒して救急車で搬送される人もいるそうです。
今回は、「泌尿器科すみいクリニック」の院長、角井徹先生に尿路結石の症状や原因、治療についてお話を伺いました。
食生活の乱れから、若い男性に多いと言われる尿路結石。予防や再発防止のためには食生活でどのようなことに気を付けたら良いかのアドバイスも頂きました。
手足口病など夏風邪について|浜田浩之先生|はまだ小児クリニック(西区・己斐本町)
子どもの「夏風邪」手足口病、プール熱、ヘルパンギーナについて
6月に広島県で「手足口病警報」が発令されたニュースは、皆さんご存知かと思います。手足口病をはじめ、プール熱やヘルパンギーナといった「夏風邪」は、小さなお子さんのいるご家庭では注意したい病気です。
今回は、夏場にかかる子どもの病気について、「はまだ小児クリニック」の院長、浜田浩之先生にお話を聞きました。
小さな子どもが高熱を出したり、感染症を繰り返すとお母さんは心配です。感染症にかかった際の対症療法やアドバイス、看病するお母さんを応援するメッセージも、浜田院長から頂きましたよ。
貧血、血液内科の疾患について|藏本憲先生|藏本内科(中区・大手町)
貧血を甘くみてはダメ! 血液からのSOSは血液内科へ相談しよう
血液の健康を専門的に診てくれる「血液内科」があるのをご存知ですか? 血液に関する病気と言えば、白血病のような重篤な病気が思い浮かぶかもしれませんが、貧血、あざや内出血、鼻血などの身近な症状も、血液内科の専門分野です。
今回は血液内科がご専門の「藏本内科」の院長、藏本憲先生に、血液内科で気を付けたい病気や、女性に多い貧血について詳しく説明して頂きました。
血液は生命を維持するための大切な役割を果たすだけでなく、体の悪い部分を教えてくれる健康バロメーター。注意したい自覚症状も、藏本先生にアドバイスして頂きました。
前立腺肥大症とは|嘉手納 一志先生|かでな泌尿器科クリニック(南区・段原)
「前立腺肥大症」で悩まない、セカンドライフを過ごしましょう!
中高年の男性に多い「前立腺肥大症」。年を取れば排尿障害があるのは仕方がないことだと諦めて、受診を先延ばしにしている人も多いと思います。でも、仕事中心の忙しかった毎日からようやく解放されて、セカンドライフは趣味や旅行を満喫しようと思ったら、おしっこの悩みが頭から離れないというのでは、もったいないですよね。今回のレポートは、「かでな泌尿器科クリニック」の院長、嘉手納 一志先生に前立腺肥大症の症状や治療について伺いました。排尿障害は改善されると、その人の人生をより豊かに変えてくれます。年のせいだと諦めたり、おしっこの悩みなんて恥ずかしいと思ったりせず、まずはレポートを読んで、前立腺肥大症がどんな病気なのかを知ることから始めませんか?
整形外科のリハビリについて|中谷徳雄先生|中谷整形外科(東区・愛宕町)
自分の足で一生歩けるように! 整形外科のリハビリテーション
特にお年寄りの患者さんにとって「リハビリ」は、単に身体機能回復のための訓練を指す言葉ではありません。生涯に渡って自立した日常生活が送られるよう、その人の機能能力をできるだけ引き出し、自分らしい生活を取り戻すことがリハビリテーションの本当の役目です。今回のレポートは、「中谷整形外科」の院長、中谷徳雄先生に整形外科のリハビリについてお話を聞かせて頂きました。加齢による体の衰えは仕方のないこと。ですが、「一生自分の足で歩く!」という希望を持って諦めない人には、リハビリが全力でサポートしてくれます。今後ますます高齢化が進行する社会において、より多くの人が幸せに長生きできるために、整形外科のリハビリが果たす役割は大きいと思われます。
痛みの少ない矯正と噛み合わせ|小跡清隆先生|こせき矯正歯科(西区・己斐)
痛みの少ない矯正治療/噛み合わせと、歯列に影響する生活習慣について
過去に矯正治療を受けた経験者の話を聞いて、「歯の矯正治療は痛いもの」といった先入観をお持ちの方は多いと思います。ですが、歯に無理な力をかけずに、摩擦抵抗を少なくして動かしていく治療法なら、痛みが少なく歯並びを改善することができるのです。今回のレポートは、日本矯正歯科学会認定の「専門医」の資格を持ち、3,300症例以上の矯正経験を持つ「こせき矯正歯科」の院長、小跡清隆先生に、痛みの少ない矯正治療について伺いました。また、お口の中だけでなく全身の健康にも影響する「食いしばり」「歯ぎしり」「生活習慣」のお話も聞かせていただきました。歯や顎に負担をかけないためにも、正しい噛み合せと口元をリラックスさせることを心がけましょう。
小児矯正について|河野 信也先生|こうの歯科・矯正歯科(安芸区・矢野東)
気になる子どもの歯並びは、矯正歯科の専門医に気軽に相談
今まで子どもの歯並びが悪いなんて感じたことなかったのに、園や学校の歯科検診で歯並びを指摘されてショック…。見た目はきれいに整って生えているように見えるのに、どうして?
お子さんの虫歯予防に関しては、小児歯科で健診を受けたり、食事や歯磨きに気を配るお母さんが増えてきましたが、歯並びについてはよく分からないという方も多いのでは?今回は、一般の小児歯科診療のみならず、矯正専門医として子どもの歯の健康を幅広くサポートしている「こうの歯科・矯正歯科」の院長、河野信也先生に、小児矯正歯科についてお話を伺いました。小児矯正のメリットや矯正が必要なケースの症例、小児矯正で使われる矯正装置について、分かりやすく説明して頂きました。
胃の健康について|大本 崇先生|大本内科医院(安佐南区・上安)
胃は顔と同じぐらい健康状態や感情を表現する器官です。
胃痛、胃もたれ、胃が重い、むかつき、吐き気。頻繁に起こる症状はありませんか?
胃はとても素直な器官です。食生活が不規則になるとムカムカ、精神的なストレスがたまるとピリピリ…。ポーカーフェイスが苦手な胃は、顔と同じぐらい健康状態や感情を表現して、いたわって欲しいと訴えてきます。今回のレポートは「大本内科医院」の院長、大本崇先生に、胃の様々な症状とその原因について教えて頂きました。日本人は胃の弱い人が多いと言われています。胃は健康維持のためにとても大切な臓器ですので、胃が発するシグナルに耳を傾け、胃に優しい生活を心がけましょう!
歯科定期検診・メンテナンス|田中亮三先生|旭橋歯科クリニック(西区・南観音)
「もっと歯を大切にすればよかった」と後悔しないための定期検診・メンテナンス
「予防は大切だけど、痛くない時にまで通っていたら、歯科に行く回数が増えて困る!」という方。それは逆です。痛くなる前に歯科に行く「定期検診」と「メンテナンス」を習慣づければ、虫歯や歯周病を進行させることなく、常にいい状態で物が噛めて、歯を長持ちさせることができ、結果的に通院回数や治療費の負担を減らすことにつながるんです。今回のレポートは「旭橋歯科クリニック」の院長、田中亮三先生に、歯科の定期検診とメンテナンスの重要性について伺いました。天然の歯はもちろん、治療済みの歯をいかに大切に守っていくかについても、アドバイスを頂きましたよ。歯科とタッグを組んで、虫歯や歯周病に対して主導権を握れば、自分の得になることがいっぱい。田中先生のレポートを読めば、予防歯科への関心が湧いてくるはずです。
胃の経鼻内視鏡検査について|三好秀征先生|三好内科医院(西区・天満町)
「苦痛の少ない経鼻内視鏡検査なら受けてみよう」と言う人が増えています!
胃の内視鏡検査と聞くと「痛そう」「苦しそう」というイメージが強く、ついつい敬遠しがち。これまでは、口からカメラを入れて胃の中を検査する経口内視鏡が主流でしたが、最近では、鼻からカメラを入れる「経鼻内視鏡検査」を行う医院が増え、ずっと楽に胃の検査が受けられるようになりました。今回は「三好内科医院」の三好秀征副院長に、苦痛が少なく胃の検査が受けられる「経鼻内視鏡検査」について伺いました。2013年2月より、胃に悪影響を及ぼすピロリ菌の除菌療法が、「慢性胃炎」の患者にも保険適用されます。ただし、診断の際には内視鏡検査が必須。胃の健康を守る一番の近道である内視鏡検査について、三好先生が分かりやすく説明してくれました。
大腸検診について|小土井淳則先生|こどい内科クリニック(佐伯区・八幡)
大腸がん・大腸ポリープは「大腸内視鏡検査」で早期発見!
近年、増加の一途をたどっている「大腸がん」。女性のがん死亡原因トップと聞くと、とても不安になりますが、大腸がんは早期の治療で助かる望みの高いがんであることを知っていましたか? ただ初期の大腸がんは自覚症状がないため、早期発見には検診がとても重要。検診がその人の寿命を左右すると言っても過言ではありません。
そこで今回は、消化管の内視鏡での診断・治療に詳しい「こどい内科クリニック」の院長、小土井淳則先生に、大腸内視鏡検査について伺いました。女性に多い便秘についてもアドバイスを頂きましたよ。
白内障について|溝邉裕一郎先生|みぞべ眼科(安佐南区・緑井)
目がかすむ、光がまぶしい。「白内障」の原因や治療について
年齢が進むと、目の中の水晶体は白く濁ってきます。「白内障」は年を取れば誰もがかかる目の病気ですが、眼科で適切な診療を受けることで、目薬で進行速度を遅らせたり、手術で視力を回復させることができます。今回は、「みぞべ眼科」の溝邉裕一郎先生に、白内障について伺いました。白内障の原因、症状、治療について分かりやすく説明していますので、レポートを読まれた方は、おじいちゃん、おばあちゃんに声をかけてあげてみてください。「物がかすんで見えたり、まぶしく見えることはない? メガネをかけても見えにくいことない? 最近、視力が落ちたと感じることはない?」って。目の健康を守るためのアドバイスも、溝邉先生に教えてもらいましたよ。ぜひ、読んでみてください。
過活動膀胱とは|山本理哉先生|もみじクリニック(中区・白島)
さっき行ったのにまたトイレ?! 多くの方が悩んでいる「過活動膀胱」
お手洗いはどこかしら? 人前で漏らしてしまったらどうしよう…。
「おしっこ」のことばかり考えている人はいませんか? 誰かに相談したり受診するのが恥ずかしくて、おしっこの悩みをガマンしている人も多いようですが、「過活動膀胱」という改善できる病気が原因かもしれませんよ。今回は、「もみじクリニック」の院長・山本理哉先生に、過活動膀胱について詳しく説明して頂きました。誰でも自宅で簡単にできる「骨盤底筋体操」も紹介しています。山本先生の記事をきっかけに、トイレを気にしない有意義な毎日を過ごせる人が増えますように!
がん(癌)について|高橋司先生|高橋メディカルクリニック(中区・大手町)
知識として知っておきたい「がん(癌)」のこと
日本人の死亡原因の第一位となっているがん(癌)。発症する人は年々増え続けており、誰もが注意したい恐ろしい病気ですが、これまでがんとは無縁な人にとって、自分や自分の家族ががん患者になることなんて想像もできず、実際にどんな病気で、どんな治療法があるのか、がんのことを知る機会は少ないと思います。今回は、東大病院や米国ハーバード大学で最先端のガン治療研究に長年携わってこられた「医療法人つかさ会 高橋メディカルクリニック」の院長・高橋司先生に、がんの症状、治療、危険因子について分かりやすく説明頂きました。健診の重要性はもちろん、新しいがん治療の話や、最近心配されているPM2.5や放射能のがん発症への影響なども伺いました。
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喉がイガイガする、圧迫感がある、引っ掛かったり、絡んだような感じがするなど
考えれば考えるほど、喉に違和感を抱き、そのストレスが引き金になって症状を引き起こすことも多いようです。
「不安障害」とはその名の通り、不安な気持ちが強くなる病気です。
ある特定の状況や場所で非常に強い不安に襲われ、身体のいろいろな部分に様々な症状が現われたり、不安を避けようとする「回避行動」をとるようになったり、また安心を得るために無意味な行動を反復してしまうといったことが起こり、人によってはそれが原因で社会生活に支障をきたすこともあります。