お医者さんレポート
広島の医師を取材して、病気の原因や症状、検診、地域医療のこと、先生の患者に対する思いなどを記事にまとめました。
エリアと診療科目を絞ってレポート一覧を検索することができます。
関節リウマチについて|山西裕司先生|広島リウマチ・内科クリニック(中区・八丁堀)
関節リウマチは早期治療がポイント。「朝のこわばり」は要注意!
朝、起きた時に手の指が動かしにくくて、こわばることはありませんか? 「朝のこわばり」から、関節リウマチに気付くことが多いと言います。ですが、この「関節リウマチ」という病気、耳にすることはあるものの、どんな病気なのか知らない人も多いのではないでしょうか。「お年寄りの方がかかる病気でしょ?」と、間違った理解をしていませんか?
今回は、中区八丁堀にある「広島リウマチ・内科クリニック」の院長で、リウマチ専門医である山西裕司先生に、関節リウマチのメカニズム、症状、治療について、詳しく説明して頂きました。
関節リウマチは、早期治療が重要です。初期症状で見られる「朝のこわばり」は早期発見につながる病気のサインなので、覚えておいてもらえたらと思います。
在宅診療について|山口剛先生|やまぐちホームケアクリニック(安佐北区・口田)
これからは人を診る医療へ。「在宅診療」という選択
「高齢化社会」「医療費削減」などの言葉とともに、「在宅診療」という言葉をよく耳にするようになりました。在宅診療とは読んで字のごとく、在宅で医療が受けられることですが、実際にそれがどのような医療で、どんな対応をしてもらえるのか、また家族に負担はかからないのかなど分からないことが多く、誰もが受けられる身近な医療という認識はまだまだ低いようです。今回お話を伺ったのは、「患者さんが望む医療を実現したい」という思いから、2013年9月に在宅診療を専門に行う「やまぐちホームケアクリニック」を開院した山口剛院長。外科医として数多くの手術を手掛け、全身管理や末期がんの終末期医療に携わってこられた経験を生かし、現在は365日24時間体制で在宅診療に取り組まれています。熱意をもって地域の患者さんをサポートする山口先生に、在宅診療がどのような医療なのか、また在宅診療を支える「地域包括ケアシステム」とは何かについてお聞かせ頂きました。
高血圧について|大島哲也先生|大島内科循環器科(西区・己斐)
「ある日突然!」が高血圧の怖いところ。予防には減塩・運動・血圧測定の習慣化!
ある日突然、死につながる病気を発症させる恐ろしい「高血圧」。50代では50%の確率で、60代では60%、70代だと70%…、と足音を立てずに私たちに忍び寄り、健康を脅かす厄介な病気です。
「日本人の国民病」とも呼ばれるほど、誰もがかかり得る病気であるにも関わらず、正しく理解されていないことが多いのも事実。「高血圧の症状って頭痛やめまい?」「そもそも血圧が高いとなぜ危ないの?!」
そこで今回は、「大島内科循環器内科」の院長、大島哲也先生に、高血圧の正しい知識について伺いました。血圧を下げるお薬の正しい知識や、食事療法が楽しくなるような素敵なヒントも教えて頂きましたよ。
貧血、血液内科の疾患について|藏本憲先生|藏本内科(中区・大手町)
貧血を甘くみてはダメ! 血液からのSOSは血液内科へ相談しよう
血液の健康を専門的に診てくれる「血液内科」があるのをご存知ですか? 血液に関する病気と言えば、白血病のような重篤な病気が思い浮かぶかもしれませんが、貧血、あざや内出血、鼻血などの身近な症状も、血液内科の専門分野です。
今回は血液内科がご専門の「藏本内科」の院長、藏本憲先生に、血液内科で気を付けたい病気や、女性に多い貧血について詳しく説明して頂きました。
血液は生命を維持するための大切な役割を果たすだけでなく、体の悪い部分を教えてくれる健康バロメーター。注意したい自覚症状も、藏本先生にアドバイスして頂きました。
胃の健康について|大本 崇先生|大本内科医院(安佐南区・上安)
胃は顔と同じぐらい健康状態や感情を表現する器官です。
胃痛、胃もたれ、胃が重い、むかつき、吐き気。頻繁に起こる症状はありませんか?
胃はとても素直な器官です。食生活が不規則になるとムカムカ、精神的なストレスがたまるとピリピリ…。ポーカーフェイスが苦手な胃は、顔と同じぐらい健康状態や感情を表現して、いたわって欲しいと訴えてきます。今回のレポートは「大本内科医院」の院長、大本崇先生に、胃の様々な症状とその原因について教えて頂きました。日本人は胃の弱い人が多いと言われています。胃は健康維持のためにとても大切な臓器ですので、胃が発するシグナルに耳を傾け、胃に優しい生活を心がけましょう!
漢方について|天野雅夫先生|天野医院(中区・白島)
自律神経や更年期障害にはオーダーメイドの治療ができる漢方療法
こんなにしんどいのに、病院で診察を受けても「あなたは病気ではありません」という診断。病気ではないため、「ちょっと様子をみましょう」ということになったけど、頭痛、動悸、イライラする、疲れが取れない、そんな体の不調が消えない…。どうしたらいいの? 自律神経失調症や更年期障害などの、はっきりとした原因が分からない症状を解消する有力な治療法として注目されている漢方療法。今回のレポートは、漢方の専門医である「天野医院」の院長、天野雅夫先生に、漢方についてお話を伺いました。西洋医学と東洋医学の両方からのアプローチで、精神科と内科の治療に取り組む天野先生の記事からは、漢方のことが分かるだけでなく、患者さんの苦しみを少しでも救っていきたいといった熱い思いも伝わってきますよ。
脳神経内科、薬物乱用頭痛|井上健先生|いのうえ内科脳神経クリニック(中区・舟入)
脳神経内科ではどんな病気を扱うの?/薬を飲んで頭痛が悪化?!「薬物乱用頭痛」
私たちの街にはいろいろな科の医院やクリニックがありますが、症状によってはどの科を受診すべきか悩むこともしばしば。たとえば「(脳)神経内科」は、心療内科や脳神経外科と呼び方が似ているので混同することも。そこで今回のレポートは、「いのうえ内科脳神経クリニック」の院長、井上健先生に、(脳)神経内科が扱う病気について伺いました。また、頭痛外来にも積極的に取り組んでおられる井上先生には、近年問題視されている「薬物乱用頭痛」についてもお話を聞かせて頂き、レポート後半で詳しく説明しています。これは、頭痛を抑えるために飲んだ薬が頭痛を悪化させてしまうというもので、頭痛薬が手放せないという方には是非とも読んで頂きたい内容です。
胃の経鼻内視鏡検査について|三好秀征先生|三好内科医院(西区・天満町)
「苦痛の少ない経鼻内視鏡検査なら受けてみよう」と言う人が増えています!
胃の内視鏡検査と聞くと「痛そう」「苦しそう」というイメージが強く、ついつい敬遠しがち。これまでは、口からカメラを入れて胃の中を検査する経口内視鏡が主流でしたが、最近では、鼻からカメラを入れる「経鼻内視鏡検査」を行う医院が増え、ずっと楽に胃の検査が受けられるようになりました。今回は「三好内科医院」の三好秀征副院長に、苦痛が少なく胃の検査が受けられる「経鼻内視鏡検査」について伺いました。2013年2月より、胃に悪影響を及ぼすピロリ菌の除菌療法が、「慢性胃炎」の患者にも保険適用されます。ただし、診断の際には内視鏡検査が必須。胃の健康を守る一番の近道である内視鏡検査について、三好先生が分かりやすく説明してくれました。
大腸検診について|小土井淳則先生|こどい内科クリニック(佐伯区・八幡)
大腸がん・大腸ポリープは「大腸内視鏡検査」で早期発見!
近年、増加の一途をたどっている「大腸がん」。女性のがん死亡原因トップと聞くと、とても不安になりますが、大腸がんは早期の治療で助かる望みの高いがんであることを知っていましたか? ただ初期の大腸がんは自覚症状がないため、早期発見には検診がとても重要。検診がその人の寿命を左右すると言っても過言ではありません。
そこで今回は、消化管の内視鏡での診断・治療に詳しい「こどい内科クリニック」の院長、小土井淳則先生に、大腸内視鏡検査について伺いました。女性に多い便秘についてもアドバイスを頂きましたよ。
咳と緩和ケアについて|大橋信之先生|大橋内科医院(中区・白島)
咳が出る病気はいろいろ。長引く咳はかかりつけ医に相談!
咳(せき)は、誰にでも起こる自覚しやすい症状です。最も多いのは、風邪を引いた時のコンコンといった乾いた咳ですが、3週間以上経っても咳が治まらないというのはちょっと心配。風邪が長引いているだけではなく、何かほかに原因があるのかもしれませんよ?!
今回は、呼吸器内科がご専門の「大橋内科医院」の副院長・大橋信之先生に、「咳」をテーマにお話を伺いました。咳の種類や咳が出る病気について、分かりやすく説明して頂きましたよ。
また、大橋先生が力を入れている「緩和ケア」や、今年3月に広島県でスタートした「がんよろず相談医」制度の話も伺いました。広島の方にぜひ知っていただきたい内容なのでご一読を。
がん(癌)について|高橋司先生|高橋メディカルクリニック(中区・大手町)
知識として知っておきたい「がん(癌)」のこと
日本人の死亡原因の第一位となっているがん(癌)。発症する人は年々増え続けており、誰もが注意したい恐ろしい病気ですが、これまでがんとは無縁な人にとって、自分や自分の家族ががん患者になることなんて想像もできず、実際にどんな病気で、どんな治療法があるのか、がんのことを知る機会は少ないと思います。今回は、東大病院や米国ハーバード大学で最先端のガン治療研究に長年携わってこられた「医療法人つかさ会 高橋メディカルクリニック」の院長・高橋司先生に、がんの症状、治療、危険因子について分かりやすく説明頂きました。健診の重要性はもちろん、新しいがん治療の話や、最近心配されているPM2.5や放射能のがん発症への影響なども伺いました。
睡眠時無呼吸症候群について|津谷隆史先生|津谷内科呼吸器科クリニック(東区・牛田)
寝ている間に呼吸が止まってる?! 放っておけない睡眠時無呼吸症候群
ちゃんと寝ているのに昼間眠くてしかたがない、という状態が続いていませんか? もし家族から「寝ている間のいびきや寝息がおかしい」と指摘されているなら要注意! 「睡眠時無呼吸症候群」が原因かもしれません。睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に呼吸が止まってしまう睡眠障害で、熟睡が妨げられて日中眠くなるだけでなく、血液中の酸素不足から血管に関係する様々な疾患を引き起こす病気だと言われています。今回は、「津谷内科呼吸器科クリニック」の理事長、津谷隆史先生に、睡眠時無呼吸症候群について、詳しく説明して頂きました。「むずむず脚症候群」「サーカディアンリズム」「ナルコレプシー」など、様々な睡眠障害についても話を伺いました。
気管支喘息(ぜんそく)とは|櫻井穣司先生|さくらい内科アレルギー科クリニック(安佐南区・緑井)
咳が続いて辛い。気管支喘息(ぜんそく)かもしれませんよ!
喘息(ぜんそく)は、子供がかかる病気というイメージですが、実は成人になってから気管支喘息にかかる人が多いことを知っていますか? 特に季節の変わり目になると、やたら咳が出る、息苦しく感じるといった症状があれば注意信号。アレルギーだけでなく感染やストレスが原因で、気管支喘息を発症することもあるそうです。今回のレポートは、呼吸器内科、アレルギー疾患ご専門の「さくらい内科アレルギー科クリニック」院長、櫻井穣司先生に気管支喘息についてお話を伺いました。櫻井先生は明るいキャラクターの話しやすい先生です。
生活習慣病,メタボ,禁煙について|平賀裕之先生|本通トータルヘルス内科クリニック(中区・本通)
生活習慣病、メタボ、禁煙。挫折をしないテクニックで健康に
せっかく健康診断を受けたのに、「ちょっと悪いだけだし」「いつものことだから」と、「受けっぱなし健診」になってはいませんか? その「ちょっと悪いの積み重ね」って、実はとても恐ろしいことなんですよ。
現代人なら誰もがかかり得る生活習慣病やメタボリックシンドロームについて、「本通トータルヘルス内科クリニック」の院長、平賀裕之先生にお話を聞きました。「禁煙しなさいと言わない禁煙支援」で、多くの患者を禁煙成功に導いている平賀先生のお話は説得力があり、このレポートを読めば健康意識が高まって「生活習慣病にきちんと向き合おう。タバコをやめよう。」という人が増えるのではないでしょうか?
脂肪肝とB型肝炎とは|中村利夫先生|なかむら内科クリニック(中区・大手町)
肝臓のこと知りましょう。「脂肪肝」と「B型肝炎」はこんな病気です
私たちの体のために、毎日頑張ってくれている肝臓。脂肪肝で苦しめてないですか? お酒の飲み過ぎや高カロリー食が原因と言われる脂肪肝ですが、最近はお酒を飲まない人でもかかる「非アルコール性脂肪性肝疾患」が増えていて、怖いタイプの脂肪肝もあるそうです。今回のレポートは、肝臓専門医として多数のウイルス性肝炎、肝硬変、肝臓がんの治療に携わってきた「なかむら内科クリニック」の院長、中村利夫先生に肝臓の病気についてお話いただきました。B型肝炎についても、分かりやすく説明しています。
高血圧・動脈硬化・心筋梗塞・狭心症について|吉田知己先生|よしだハートクリニック(中区・大手町)
高血圧から血管を守る! 心筋梗塞・狭心症を未然に防ぐ!!
健康診断で高血圧と診断されたけど、とくに不調は感じられない。でも、体の中は?!
高血圧になると血管が硬くなり、血液の流れが少しずつ悪くなって、気付かないうちに動脈硬化が進行していきます。そして、動脈硬化が進めば、心臓や脳、腎臓などさまざまな臓器に障害が出て、心筋梗塞や狭心症、脳卒中といった恐ろしい病気を発症させることも。循環器内科を中心に地域の患者の健康をサポートしている、よしだハートクリニックの吉田知己院長に、高血圧から大切な血管を守るためのアドバイスをうかがいました。
痔について|中島真太郎先生|広島大腸肛門クリニック(西区・庚午)
注射療法で日帰り手術も可能に。「痔」の最新治療と予防について
「もしかして痔(じ)?」と思いつつも、病院にいくことをためらっている人も少なくないようです。「日本人の3人に1人は痔を患っている」といわれるほど、誰でもかかりうる「痔」。新しい治療法と予防について、広島大腸肛門クリニック院長の中島真太郎先生に聞きました。
■□■□ 2024年9月によく読まれた記事をCHECK! □■□■
命にかかわる病気ではありませんが、経過観察と言われたら生理の変化に気を付けて。過多月経や月経痛がひどくなるなどの場合は早めに産婦人科に相談しましょう。
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人の価値や美しさは、体型や体重で決まるものではありません。
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幼児や児童に感染することが多く、発症すると喉の痛み、熱、発疹などといった風邪と似た症状が起こります。また、痛みはないのですが、舌の表面に赤いぶつぶつができることがあります。
尋常性疣贅は、「ヒト乳頭腫ウイルス」というウイルスの一種が皮膚に感染してできます。手あれや髭剃り後など、目に見えないくらいの小さな傷からでもウイルスが侵入します。どこの部位にもできる可能性があるのです。
咽喉頭異常感症は心理的要因が大きいといわれています。
喉がイガイガする、圧迫感がある、引っ掛かったり、絡んだような感じがするなど
考えれば考えるほど、喉に違和感を抱き、そのストレスが引き金になって症状を引き起こすことも多いようです。
「不安障害」とはその名の通り、不安な気持ちが強くなる病気です。
ある特定の状況や場所で非常に強い不安に襲われ、身体のいろいろな部分に様々な症状が現われたり、不安を避けようとする「回避行動」をとるようになったり、また安心を得るために無意味な行動を反復してしまうといったことが起こり、人によってはそれが原因で社会生活に支障をきたすこともあります。